G Suite 無償版利用者が料金不要で利用可能な救済策が発表された模様

sorry we re closed lettering text on black backgroundブログ
Photo by Anna Tarazevich on Pexels.com

メールが来ていたのは気付いてましたが、平日は中身を確認する時間も取れなかったので週末に確認したところ、無償版 G Suite利用者向けの更新情報だったので、記事にしておきたいと思います。

これまでの話

2022年6月1日から自動的にgoogle Workspaceにアップグレードされるも無償で利用可能で、2022年8月1日から課金開始(ただし初年度は50%オフ)という条件が提示されていました。ちなみに最新のオファーは最後のおまけのところに追記。

今回公開された情報

当該ページはこちらです。

当該ページで案内されている情報(2022/4/10時点)
  • カスタムドメインのメールアドレスは不要
  • 複数アカウントではなく単独アカウントでの利用

で問題ない利用者は今のアカウントが無償で利用可能になるオプションを選択できるようになるようで、今後数週間(5月中ですかね)以内にGoogle管理コンソールに表示される待機リストに登録することでアクセス可能、との事。

アップグレード済みユーザーも選択可能

当該ページで案内されている情報(2022/4/10時点)

早々にアップグレードしたユーザーも、このオプションを選択可能になっているようです。メール問題がなんとかなってしまうなら、このオプションで良い人もそこそこいるんじゃ無いかと思いました。ただし、サポートにお問合せしないといけないので、興味が出た方はお忘れなく。

考察

詳細情報が出てこないとわからないのですが、カスタムドメイン不要でユーザー管理しない、という場合要するに普通のGoogleアカウントになるように思います。でもそうなると、例えばディスク容量を増やすとかGoogle One相当のアップグレードが可能なレベルで普通のアカウントになるのか?よくわからないですね。既存の管理者が組織内の全ユーザーについて選択してこの料金不要オプションを選択するという記載がありまして、テナント管理権限自体は残るようにも読み取れますし。

後付けにしては結構大きな方針転換とも読み取れるわけでして、最初から用意しておいて欲しかったオプションだった気もします。きっと例外なくG SuiteからGoogle Workspaceへ移行させたいという考えで無償版終了を進めたものの、私以外にも結構多くの既存利用客からGWSまでの機能が不要であるというクレームが多かったのかも知れませんね。

しかしまぁ、カスタムドメインでGmailが使える(Google Apps for your domain)からスタートした無償版 G Suite最古の顧客向けの対応という観点では、肝心のメールが省かれている点が最大の懸念になると思っておりまして、その点が担保されない対応は残念と言わざるを得ないと思いました。以前カスタムドメインで利用可能なメールサービスに移行する話としてiCloudへの移行の記事を書きましたし、他にZohoへの移行などの記事も目にしました。そうしたGWSのコアの価値であるGmail部分で既に流出してしまった顧客目線で見ると、これまでのGoogle アカウントが残ろうが残るまいが、日々アクセスする大部分がGoogle以外のサービスに移ってしまった時点で、利用頻度が下がっているのだと思うのです。そうなると利用頻度が低いアカウントをアーカイブ方がサイバーセキュリティリスクになると考え、この機会に削除しようかなという発想に転ずる人も増えると思います。

どうすれば良かったか?

時既に遅しだと思ってます。そもそも私はGoogleの人でもないので発表された結果に対する感想しかありません。Google社内で散々議論されたのでしょうから、利用者は与えられた選択肢の中で決断するのみだと思います。

とはいえ、自分の勉強のためとして、いちサービス企画者として、今回のマイグレーションのPathを考える事になったとしたらどうしたか?。離脱やむなしの案の他に浮かんだ個人的なアイデアとしては、チャーンが意味するGoogleサービス全体からの離脱を重要視して、既存のアカウント数分まではこれまで同様にGWSに無償アップグレード可能(ストレージ容量増はしない)として、追加分から有償化するとかで、顧客流出させずにGWSへ一気に移行させた後に有償化、と言う案を推したとは思います。当然このパターンも検討した上で、現実には違う選択肢を出してきたはずなので、そう出来ないくらいに無償版 G Suiteのコスト負担が巨大で可及的速やかに対処すべき優先度だったという事なのだと勝手に想像しています。特に運用と保守の費用が。そうなると無料でぶら下がり続けるだけのユーザーより、有償に踏み切ってくれる顧客の方が今後の事業運営においては重要なのは明白なので、無限に発展し続け、コストが限りなくゼロになるという仮説で成り立っていたWeb2.0な時代の終焉と、とうの昔に次の時代が始まっていた話をわかりやすくしてくれた営みの1つに思えてきました。

まぁそれならもっと早く手を打っておけよ、って話でしかなく、マネジメントの類の話だとは思うのですが。

おまけ

どうしてもアップグレードしてもらいたいようで、今選択したら8/1は超えるけど、アップグレード時点からの半年は無償、それ以降の初年度は50%オフ、というオファーが始まっているようです。こういう提案って最も大切にすべきなロイヤリティーが高くて最初にGWSにアップグレードした顧客が一番損するパターンですね。

個別に管理者向けに案内されているアップグレードオファー例

コメント

タイトルとURLをコピーしました