春秋(3月9日)のデザイン経営の記事の読み方

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面白いと紹介されて読みました。冒頭から飛ばしてますが、デザイン経営とデザインの違いがわからないまま書いているすれ違いが最後まで貫かれており、ある意味で清々しい記事だとは思いました。

「デザイン経営」という言葉を、最近しばしば耳にする。特許庁のホームページによれば「デザインの力をブランドの構築やイノベーションの創出に活用する経営手法」。かみくだいて言えば、おしゃれな感覚でモノやサービスや新しい事業を生み出すこと――だろう。

春秋(3月9日)

ほんとにデザイン経営というのをしばしば耳にしている人とは思いにくい書き出しで、どれだけ釣り記事なのかと思ったわけですが、その後に続くマイナンバーカードの”デザイン”そのものに対する感想が更にすばらしく、読み終わった頃にはデザイン経営という言葉で始まったコラムだったことを忘れるくらいです。

ふと、読み返すと冒頭の特許庁の定義を引用しているところがネタ振りだったのか、と気付きまして、一体引用元ではどう書かれているのか?興味がでてきたので特許庁のページを調べてみました。

特許庁はデザイン経営を推進しています

「デザイン経営」とは、デザインの力をブランドの構築やイノベーションの創出に活用する経営手法です。その本質は、人(ユーザー)を中心に考えることで、根本的な課題を発見し、これまでの発想にとらわれない、それでいて実現可能な解決策を、柔軟に反復・改善を繰り返しながら生み出すことです。

特許庁はデザイン経営を推進しています

確かに定義があるわけですが補足的に人間中心である点、根本的な課題を発見し、これまでの発想にとらわれない点、実現可能な解決策をアジャイルに生み出すことが書かれています。こっちの方を引用しておけばマイナンバーカードの色がピンクだとか、番号を隠しているビニールケースのダサさはデザイン経営の話じゃ無いと気付けるわけで。特に「デザインにぴんとこないビジネスパーソンのための”デザイン経営”ハンドブック(2020年3月23日、特許庁)」はデザイン思考を取り巻く課題についても軽く紹介しているのでありがたい冊子だと思いました。

なんか、春秋の記事のおかげでリファーされている記事をしっかり読んでしまいまして、「あれ?だから冒頭の定義だけ引用していたのか?」とか、もしやこれは特許庁のプロパガンダの記事だったのか・・・まんまと策略にハマってしまった、とすら考えました。違うんだろうけど。

私個人で振り返るとデザイン、ブランディングというキーワードに触れる機会は、サラリーマン人生の中においても何度かあり、その結果カスタマーサクセスや顧客体験設計、カスタマーセントリシティー、プロダクト主導型戦略などの言葉にも出会ったのだと考えています。そういう意味ではぴんとこないビジネスパーソンよりはぴんと来ている方だとは思う反面、実際の仕事の成果として、その知識や知見を生かしていく難しさの方も多少は理解しているつもりですが、確かにデジタル社会化しはじめてまして、これまで計ることができなかった人の挙動についてもデジタル空間のデータを集めることはできるようになってますし、みんな大好きメタバースならフルデジタル社会なのでデータは取り放題で個別化が進むはずなので、また進化していくのかも知れないと思っています。

何かのきっかけでも良いので実践的に学んでサービス開発に活かす人が増えていったら、少し先の未来には暮らしやすい社会になるのではないかと思っています。いつまで人間中心の社会でいられるのかわかりませんけど。

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