G Suite無償版からiCloudカスタムメールドメインに切り替える手順

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有名なG SuiteからGoogle Workspaceへのリブランディング発表から1年以上が経ちます。個人用のGoogleサービスでもフォトの容量制限など大きな変更が加えられていたので、いつかは来ると思っていたG Suite無償版のGWS移行案内が昨年発表され、地味に大きな影響を受けている人もいると思ってます。この機会に有償版GWSも良いのですが、個人のメールの保管庫としての利用には高スペックすぎるので、G Suite無償版(Google Apps for your Domain時代からですが)にて運用していたドメインの1つをiCloud+で使えるようになったカスタムメールドメインの環境に移行させてみました。

Google Workspace(GWS)に移行するのが一般的ですが、わざわざiCloudに移行させようと思う奇特な方向けなので、iCloudのディスク容量は余っており、使用している端末はmacOSという事で進めさせていただきます。

前提

  • iCloud+を利用中でカスタムメールドメインを利用可能である(確認はこちら
  • iCloudのメールを受信可能になっている(確認はこちら
  • テストメール送信が可能な移行対象ドメイン以外のメアドがある(または頼める人がいる)
  • 新着メールが少ない時間に作業可能である
  • DNS、MXレコード、TXT、nslookupとか聞いて白目、空目にならない人間である

普通にMXレコードの切替作業なので、わかる人はわざわざこのメモを読まなくて大丈夫な内容です。

手順

やることを確認

元のメールサーバのデータを取得し、新しいメールサーバになるiCloud+でドメイン名の設定をし、DNSを切り替えて、既存データを移行させる、ができれば一応完了です。データ容量次第ですが、ほとんど待ち時間なのでクリティカルなデータじゃなければ寝ている間に終わらせることも可能です。少なくとも次に目覚めるまでは落ち着いていられます。

G Suiteの管理コンソールから既存データの書き出し

データ書きだし

最初の今使用しているメールサーバのデータを取得する部分です。下手な解説を書くよりGoogleが詳しく書いてくれているので下記ヘルプをよく読んでから実施してください。

組織のデータを書き出す

このエクスポート処理を始めると、完了までは基本的に待ち時間だと思います。私はメールこそ10GB以上ありましたが、ドキュメント類はほとんどなかったので、約1日で終了しました。

完了メール受領

容量次第で挙動が変わるようですが、.mboxというメールの塊のファイルがある事を確認してください。

takeoutの画面。人によってはわかりにくいかもしれない

中のファイルを見ていくと、ファイルのPathが書かれたURLが書かれていると思うので、認証済みURLの方を選べば間違いないかと思います。

iCloud+でカスタムドメイン設定を開始

iCloudにログインして設定開始

詳しくはヘルプを横で見ながらが良いと思います。

iCloud.comでiCloudメールにカスタムメールドメインを追加する

iCloudの設定画面
iCloudの設定画面。カスタムメールドメインと書かれたメニューがあるはずです。+を使ってない人はないはず。
お一人であれば上の方、ファミリー共有してその全員で同じドメインのメールを使うなら下の方
使用するドメイン名を入力しましょう

ドメイン詳細を入力

その後は、既存メールアドレスを入力してください。ファミリー共有している人は、そのファミリーが使用しているメールアドレスを入力します。

確認メールを受信

既存のメールボックス宛に確認メールが飛ぶので確認してください。ファミリー共有設定ではじめた場合はご家族にも確認してもらいましょう。お子様が小さくて確認してくれないご家庭では親御さんが確認で。

DNS変更作業

やることはiCloud+の画面およびメールで届くDNSの登録情報を参照し、正確に登録するのみ。

iCloud メールで既存のドメインを設定する

しかし、利用しているドメインレジストラによってはAppleが説明しているとおりの書き方では登録できない場合もあります。その場合ホスト名最後にある「.(ピリオド)」を省く事と、ホスト名には何も書かない事で無事完了するようです。一例ですが、私が使用していたムームードメイン(GMOペパボ社)ですとMXやTXTのサブドメイン欄には何も書かない状態にしないと設定できませんでした。

ムームードメイン

確認作業

nslookup

先ほど設定したiCloudのMXのサーバーに切り替わったかを確認します。nslookupをコマンドラインで使える人はそっちの方が早いですが、迷う方はこちらのサイトが良いと思います。

nslookup(dig)テスト【DNSサーバ接続確認】
サーバー管理者用の支援ページです。nslookupやdigを利用し管理中のDNSサーバーが外部から取得可能か確認できます。DNSの応答や問い合わせ結果を確認することができます。
使用するドメイン名を入力してDNSが切り替わったか確認しましょう。やってますがdebugモードにする必要は特にない。

使っているDNSサーバ次第では反映されるまでに多少時間が掛かる人もいると思いますが、DNSの書き換え内容が間違っていなければ大抵は1時間もしないうちに反映されるみたいです。無事に切り替わっている事が表示されるまで、時間をあけて何度かトライして確認してください。

iCloud+の設定を完了させる

確認後にiCloudの設定画面に戻ると、メールアドレスを設定したカスタムメールドメインの設定画面で完了が押せるようになっているはずです。ダメな場合はどの設定が通っていないかエラーメッセージが出るはずです。

完了後にパソコン画面で作業している方は、デフォルトのFromアドレスを変更するか?聞かれると思いますのでお好みで変更しておいてください。

テストメール送信

設定が終わったら、テストメールを送りましょう。ご自分試せる環境が無い場合は、誰かに当該メアド宛にメールを送ってもらい、iCloudのメールの方に届いているか確認してください。

MX切替作業完了

お疲れ様でした。ここまでくれば恐らくG Suite無償版からiCloud+のカスタムメールドメインに移行完了していると思います。お手元のメーラーや、iPhone、iPadのメーラーを確認して、送信元がカスタムドメインに変更できるか確認してみましょう。

過去データの移行

新着メールはiCloudに届くようになったところで、過去のメールの方も移行しましょう。自分の過去のメールは捨てるという方は、そもそもこの作業は不要です。私は自分のメアド宛にメモっぽいものとかを送りつけていた時代があるので、その辺が今のメモ環境に移行できるまでは過去メール類も残そうかと思ってやってます。

Macのメーラーで読み込み

Macのメーラーのファイルの中にあります
mboxフォーマットを選択

G Suiteから書き出されたMBOXのファイルを選択すると、メーラーへのインポートが始まります。

読み込んだメールボックスをiCloudにコピー

Macローカルに読み込んだフォルダをiCloud配下に動かします

読み込んだデータはMacのローカルに保存された状態です。iCloudに持って行くにはもう1手間ありまして、すべてのメール(***)のように書かれたメールフォルダを、iCloud配下にドラッグ&ドロップしましょう。ゆーっくりとiCloudへのコピーが始まります。

終わるまでずーっと待つ

非常にのんびりと進むので、どのくらい移行されたか不安になる方もいると思います。気になる方はブラウザの方からiCloudメールにアクセスしていただくと、ローカルに見えていた移行中のフォルダが表示されているはずです。そこにメッセージの件数が書かれているはずです。これがiCloud側に移行完了したメッセージ件数となります。なので後はMacのメーラーを起動したままひたすら完了まで待つのみです。

完了

要領としては、時間がかかるアーカイブ取得を先にやりつつ、移行作業自体は後でやる、というあたりじゃないかと思います(という私も時間がかかっていてまだ完了してないのです)。

何か不具合やネタになる更新情報がありましたら追記か別記事化していきたいと思います。

追記

2022/2/16 23万通くらいのアーカイブ分が移行完了しました。所要期間 4日くらい。

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