今週の振り返り
前半は今週の振り返りをさくっと行いつつ、後半でM1 MacのOSリカバリーについてメモしておきたいと思います。
M1 Mac でOSのダウングレードをする際に行う手順
経緯
Macを使っている方でM1 Macに移行している方も増えていると思います。私もひょんな事からM1化してしまったのですが、この時期になりますと次期OSのmacOS Montereyパブリックベータも使えるようになっており、M1チップをより活用した機能が増えるところに期待して試してみました。
最新OSになっている2021年8月時点ですとバージョン11.5.2あたりでして、M1 Macだと世間一般でプチ話題になった文鎮化はしないようになっているとい思います。電源長押しで入れるリカバリーモードがわかってれば、難しくありません。
症状
しかしパブリックベータを入れてOSのバージョンアップ状態になったM1 Macで起きることは、再インストールしようとしてもベータ版のOSになります。
こうなってしまうと、いつまでも不具合を抱えたOSで作業を継続させるしかできないため、前のリリース版OSをどうにかしてインストールする方法を探すことになります。
対処方法
結論としては、方法は2種類あります。Macが1台しかない場合は前のバージョンのOSのインストールディスクを持っておく、Macがもう1台ある人であればDFUモードでMacのOSを書き換える方法です。たまたま古いMacがもう1台あったのでどちらもできそうでしたが、今後も入れ換え作業が発生することを考えインストールディスク作成を行いました。必要な物はインターネットへの接続環境とインストールディスク化して良いUSBスティック等のドライブ1つ。
- 既存環境のバックアップ(やはりTime Capsuleが便利)
- インストーラーを入手
- createinstallmedia でインストールディスクを作成
- お使いのMacからAppleIDのサインオフ
- リカバリーモードに入り、ディスクユーティリティで既存のSSDを初期化
- インストールディスクが刺さっている事を確認の上、再度リカバリーモードへ入る
- インストールディスクで旧OSをインストール
- 途中でTime Capsuleからレストア
macOSのインストールメディアが作れない場合
ベータ版をいきなりインストールする人がいない、という前提で世界は回っているのですが、世の中そんな準備をする人間ばかりでもわけでして。知識はあっても実はM1 Macの経験値はまだまだ低い人も多い状況ではないでしょうか?そうなりますと2のインストールするインストーラーが手元にない人がいると思います。私もそうでした。
その症状になった方向けの確認となりますが、Mac1台しかない場合、手元のマシンのOSは最新になっているわけなので、Appleのサポートのリンクからダウンロードをしようとしたら、エラーでインストールできない状況に陥ります。Appストアのリンクをクリックしても「設定」が立ち上がり、ダウンロードするOSが古いのでインストールさせてもらえないわけです(ですよね?)。
こうなると確実にインストーラーがダウンロードできるリンクがないと困るわけですが、サポートページには書かれておりません。そういう症状の対策について、残る手段はググるしかないのですが、私が活用させて頂いたのはこちらのサイトです。
現時点のサイト構成ですと右側にメニューがあり、macOSのインストーラーやDFUモードで使用するIPSWをそれぞれ選べるようになっているページへ行くことができます。サイト運営者がYouTubeで説明している動画もありますので、ご参考までにどうぞ。
参考動画
インストーラーが手に入ればOSリカバリーは可能になると思いますので、データ類はバックアップから戻せば大丈夫なはずです(でもリカバリー用のOSは戻りません)。
後日談
実はM1 MacでmacOSをクリーンインストールしてもローカルアカウント作成で毎度エラーが出るという別のトラブルが継続中でして引き続き調査継続中です。やれやれ。
(2021/09/11追記)こちらの記事は比較的ニーズが高いのか、ご覧いただく方も、Mr.Macintoshへアクセスされる方も多いようです。もしお役に立ったようでしたら追加で必要な情報をコメント欄やSNS経由でいただけると励みになります。
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