1Chにマイクを挿してちゃんとmonoとして認識してくれる仕様のI/Fも必須。試しにYouTube配信などもやりましたが、自分の声が左から聞こえてくるという残念なことも起きます。
Goodnote5はApple標準のメモを除くと、手書きノートアプリのデファクトに近いと思いますが、発売日にすぐM1 iPad Pro対応のバグフィックスを出してくれたことに更に驚きました。起きていた不具合は、Apple Pencilがしっかり認識されず、1本指スクロールができなかったり、常にダブルタップして書き込みモードに入らないといけない、上部のステータスバーが消せない、といったものについては認識できていましたが、全て解消しました。
今回購入したiPad Proは12.9インチ、256GB、セルラーモデルですが、10年ちょい前の「Back to the Mac」のプレゼンテーションを見直しておりました。
このプレゼンは当時は長男であったMacがiPadの良さを取り入れて大ヒットしたMacbook Air第2世代が生まれた時期です。
iPad meets Macbook
iPadの登場によってMacbookシリーズ全体が進化しましたが、今回iPadがM1を搭載したことでiPadはMac同等のパワーを手に入れました。次に進化させるのはソフトウェアのコアであるiPadOSそのものだと思います。おそらくiOSから枝分かれし、iPadOSが誕生した時から「Future of the Computer」を体現するiPadの兄弟下剋上的なシナリオはあったのだと思っています。そう考えるとTim Cook氏はJobsの思想を着実に受け継ぎつつ、自社の技術の進歩に合わせて市場をコントロールしている稀代の経営者なのだと感じました。今後も「人間」を中心に、独自の強みであるOS技術をコアに、もう1つの強みであるデザインメソッドを組み合わせることで参入可能な市場に手を伸ばしてくるのでしょう。
ここ数年、仕事でも顧客中心主義、カスタマーセントリックという言葉やカスタマーサクセスというキーワードに携わってきたので、久しぶりに戦略の一貫性、マクロで見て軸がぶれないという事の重要さを体感させられた製品発表が続いた1週間でした。
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